2012/07/01

VisualStudio2010ExpressでwxWidgetsを使う

  1. Visual C++ 2010 Express Editionをインストールする。
  2. wxWidgets(v2.9.3)をインストールする。
  3. exeを実行すれば、あとはダイアログの指示に従うだけ。
    以下、デフォルトの設定どおりC:\wxWidgets-2.9.3にインストールしたものとする。
  4. C:\wxWidgets-2.9.3\build\msw\wx_vc9.slnをVisualStudioから開く。
  5. ソリューションを右クリックし「バッチビルド」を選ぶ。
  6. すべて選択」をクリックしてから「ビルド」を選ぶ。
  7. C:\wxWidgets-2.9.3\samples\minimal\minimal_vc9.vcproj をVisualStudioから開く。
  8. 変換ウィザードなるものが起動するので、適当に「次へ」をクリックする。
  9. ビルドして実行すればウィンドウが起動するはず。
以下、注意事項。
  • VisualStudio2010を使う場合、wxWidgetsのバージョンは2.9.3でなければならない。stableの2.8は使えない。wxWidgetsのwikiにそう書かれている。
  • バッチビルドはエラーが出るので、実際は何回かやった。やるたびにエラーが減っていくが、最終的にエラーゼロにはならず、エラーも減らないのでもうあきらめた。
  • 最初はネットを見ながらサンプルファイルを手で作成していたがどうしてもビルドが通らなかった。wxWidgets Discussion Forumのスレッドを見るに、wxWidgetsにあらかじめ用意されているサンプルファイルから設定をパクるのが基本らしく、「ビルド通らねぇよ」系の質問に対する回答者が「That's why wx devs recommend to start working with already existing solutions...」と嘆息を漏らしていた。